ANAさん、ありがとう!

少し前の話になるのですが、姉から突然こんなメールが。

 「結婚することにしました。

  年末年始に新婚旅行でバリ島とボロブドゥール遺跡に行こうと思って

  とりあえずボロブドゥールのホテルだけ取っちゃた!」

 

おめでとう!!

とともに年末年始2か月切ってる、、チケットどうすんの!

と旅好きでおせっかいな私は姉にあれこれ指図しチケットを手配させました笑

 

乗り継ぎもかなり不安だったようだけど、楽しめた様子でした。

 

 

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実はちょっとサプライズと思い、姉には内緒で事前にANAに電話して

 「この二人新婚旅行なので、『おめでとうございます』の声掛けだけでもいいので

  何かしていただけることがあったらお願いできませんか?」

と伝えていたんです。

 

そうしたら「妹さんに申しつかりました」と

行き帰り「Happy Honeymoon」と書かれたケーキのサービスや

さらに帰国便ではプレミアムエコノミーにアップグレードしてくれたそうで。

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ANAさん、すご〜〜い!本当にありがとうございました!!

言ってみるもんだ!

 

姉夫婦も「妹はいないはずなんだけど…」と思いながら、嬉しかったと。

 

 

私はスタアラ派でANAは以前頻繁に利用し

貯めたマイルでヨーロッパに何度も行かせていただきましたが

オペレーターの方には「私は弟」としか伝えていないので、すごく配慮してくださったんですよね。

 

 

ベジタリアンミール超不味い! とか

スナックに化学調味料使うな! とか

エコノミーのただの挨拶でそんなに丁寧に頭下げられても堅苦しい。。 とか

散々言ってますが、こういうサービスは日本のキャリアだからこそかもしれない。

 

 

ANAさん、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

母上からのメール

私の母はかなり天然。

急に話がトリップして何言ってるんだかわからなくなる人です。

そんな母からたまに送られてくる感想メールがやけに深くてハッとすることがあります。

 

先日、私がいつも飲んでいる無農薬のほうじ茶を送ったら

「味はほうじ茶の良い味でしたが、緑茶の香りがしました。

 その時気づいたことは今まで飲んでいたのは

 着色されて、更に味が濃くなるような何かが入っていたのかなあと思いました」

 

とオーガニック推奨派の私にはグッとくる!

もちろんいつも飲んでいるのが着色されているか実際にはわかりませんけれど。

ちなみに実家は姉が買う物にちょっと気をつけてるくらいで、食事も一般的な家庭です。

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姉と私で誕生日プレゼントに

母と母の友人に岐阜の白川郷のバス旅行をプレゼントした時

「なんとも言えない侘び寂びと言うか、日本がここに有ると思いました」

 

と、旅人か?!と思うようなメールが…

うちは旅行によく行くような家族ではなくて、母と姉が海外に行ったことがありますが

どちらも私がはじめに連れて行ったくらい。

 

 

母と姉とカンボジアに行った時

姉が乗り継ぎのバンコクで食中毒で動けなくなり、入院してしまったので

急遽予定になかったバンコクに降り立ちました。

母と二人でバンコクを歩けたのはいい思い出です。

辛い!けど美味しい!と、美味しいのか不味いのかわからない表情でグリーンカレーを食した母笑

病院でずっと寝ていた姉には悪いけどね笑

 

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ボロブドゥール遺跡にて @Borobudur,Indonesia

 

 

 

カラバッジョ 〜Caravaggio

私の旅先での楽しみの一つ

「カラバッジョ巡礼」

 

カラバッジョは1571年〜1610年のイタリアの画家でその後のバロック絵画にめちゃくちゃ影響を与えた人です。

有名どころではレンブラントなんかがそう。

 

ただ、どういう記述を読んでもロクでもない人だったようで笑

彼の光と陰をくっきり描く、その陰の深さで光の当たる部分が見惚れるほど美しい。

う〜ん、、でも実は陰の部分が一番美しいのかも。

 

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ウィーン美術史美術館 ~Kunsthistorisches Museum

 

 

どのくらい美しいかって、美術館でカラバッジョの絵があれば

同じような宗教画が並んでいても大抵一目でわかる。

はっきりと次元が違う、際立って見える。

私には。

 

 

食堂で大好きなアーティーチョークを頼んで

”油で料理したのか、バターで料理したのかで店員と大ゲンカ”するくらいロクでもない人。

いやー、これ美術館でお友達と見て笑った笑った!

逆に可愛らしいとすら思えてきちゃう笑

 

ですがある日とうとう、つまらぬ喧嘩で人を殺めてしまい

イタリア国外でも彼の絵を見込んだ貴族やパトロンにかくまわれて絵を描き続けながら逃亡生活を送ります。

そのせいで彼の絵画はヨーロッパの至る所にあるワケ。

それが故のカラバッジョ巡礼!

 

とはいえ、やはりイタリアにたくさんありますし

私が見たい絵もイタリアに多いので、イタリアに行ったことがない私はお話にならないわけで、、、

行きたいですねぇ。

 

 

ところでロンドンは大きなミュージアムは大体無料。

カラバッジョも所蔵されているナショナルミュージアムも然り。

カフェでwifi、充電okなので

カフェで仕事しながら、頭休めに絵画を見に行くとかできちゃいます。

なんて贅沢な、、

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イギリスの貴族の方、連絡ください!!

待ってます!

 

 

 

メリノウール②

私はこのミュールシングの事実を知った時

暖かいウールなんていらない暑い国に住もうとマジで思いました。

まぁ、それがなくともマジで住みたいですけど〜笑!

 

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それ以降、メリノと称される、または出どころが怪しいウール製品を買っていません。

まぁ服に関して言えば私はもともと長く着る派なのでしょっちゅう買ったりしないです。

 

こういう話をすると全てのウール製品を一切買わないと意見もあります。

恐らく一番有効な手段ですが、私はちょっと違うかなと思っていて…

 

私たち人間ははるか太古から着る物、食べ物など他の命を頂いて生きてきているわけです。

ただ、現状がものすごく異常で過剰なの。

 

適切に管理して、私たちが感謝して着られる、食べられるように

うまく共生していけるように舵をとることが大事かなと思う。

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じゃあ、具体的に何をしようか?ですよね。

これはあくまで私が考えてやっていることですが

 

ミュールシングをしている、または可能性あるのウール製品のボイコット

 →見ても分からなければ店員さんに聞く。

  店員さんはほぼ100%何も知りませんが一応「調べて」と言います。

  分からなければ、直接本社に問い合わせ。

  消費者として、売る側に気にしているよ。ミュールシングしてるのは買わないよ!という意思を知らせることが大切。

 

これが一番現実的で使える手かなぁ。 面倒臭いんだけどね。

 

 

代替案はいくらでもある。

 ・ウール以外、例えばアルパカとかアクリルにする

 ・新しい製品を買わない。ヴィンテージ、古着にする

 ・ミュールシングしてないよ、オーストラリアメリノは使わないよと公言する企業から買う

  →無印良品、ステラ・マッカートニー、ピープル・ツリー、UGG、H&Mヒューゴ・ボス、アバクロ、ティンバーランド、ジョルダーノ、GAP、タルボット

   …他にもあるかもしれません。(一部自分調べ)

 

 

 

根本的に日本人は洋服持ちすぎ。

そんなに買わなくても十分、あなたは素敵!

 

以前そういう話をしたら「女性はそうはいかない」と言われたことがあります。

もちろん価値観はそれぞれですが、一つだけ言えるのは

オシャレって服をたくさん持っている、流行に乗って服を買うからできることではないですよ笑

 

 

 

 

メリノウール①

今回はちょいグロ、季節外れのウールのこと。

 

日本はもう夏と言って良い、暑いくらいの天気が続いています。

皆さんも暖かいセーターは仕舞われたのではないでしょうか。

日本って四季がはっきりしていて、夏服から冬服までファッションを楽しめていいですよね。

 

 

「メリノウール」という言葉聞いた事ありますか?

高級な暖かいセーターの代名詞で、店頭で見かけない冬はないと思います。

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 写真の羊さんはメリノさんではありません

 

この羊さんは皮膚の面積を増やし、シワが多く多量のウールが生産できるように品種改良されています。

そのせいで夏場は暑くて死んでしまうこともあるそうで、生きるのに最適ではないと言っていいでしょう。

 

そのため肥大化したお尻の皮膚に糞尿がたまりやすく虫の餌食になり死亡してしまうこともあり

ミュールシングと言ってお尻の部分の皮を一切麻酔もせずマルッと剝ぎ取り、しかもその後治療もしません。

痛っいでしょうね。。

 

youtu.be

↑残酷です。見て欲しいけど、気分悪くなるかも。自己責任でお願いします!

 

 

またウール生産ができなくなった老いた羊さんは食肉等の目的で中東へ船で輸出されるのですが、、これがまた、、、

3~6週間もの間座ることもできないギュウギュウ詰めで、水や食料も一切与えられず糞尿まみれ。

途中死んでしまえばサメの餌。

到着しても衰弱し立つこともできず、18%の羊さんは餓死してしまうそうです。

 

オーストラリア、ニュージーランドで生産されるメリノウール。

2007年にはニュージーはミュールシングをしないと公言しています。

2010年までにオーストラリアはミュールシングを段階的に終了させると発表はしているのですが、、、

その後進展が聞かれません。

 

 

 

どうでしょう。この現実。

人は自分の子に命を粗末にするなと言い聞かせます。

動物の命は人と同じ命ではないのでしょうか。

自宅で家族として一緒に暮らすワンコやニャンコとどう違う命なのでしょうか。

まして人間の都合でコントロールし生まれた命を、さらに人の手でこんな残酷な目に合わせて良いのでしょうか。

 

人間ってそんなに偉いの?

とこう言う話題を聞くといつも思ってしまう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PACHACUTI 〜パナマ帽

この子、私の2代目のパナマ帽です。

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な〜んと、フェアトレードなんですよ。

1代目はブレードが黒で最近の私には重くなってきちゃったので。

 

PACHACUTI(パチャクチと読むのかな?)というメーカーで1992年よりエクアドルの編み子ママ達によって一つずつ手作りで作られています。

そのため、一つずつ形がちょっと違っていて愛着が湧きます。

そもそも素材がエクアドルでしか育たない椰子の葉だそうで

名前こそ「エクアドル帽」ではないけれど、正真正銘のパナマ帽です。

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劣悪な環境で作られたものはやはりいつか廃れます。

フェアトレードという、編み子ママ達にも正当な報酬がある制度でパナマ帽という技術、文化そのものを保存するって超クールですよね。

 

私は日本のコンランショップで買いました。

コンランショップフェアトレード大国イギリスのインテリアショップです。

 

やっぱりイギリス!

前記サステナブルモードのステラ・マッカートニーもイギリスですし

フェアトレードファッション、チョコ等で有名なPeople Treeさんもイギリス。

 

チャールズ皇太子自身がオーガニック農場を所有し

DUCHY(ダッチー)というオーガニック食品ブランドをやってるくらいの国です。

チャールズ皇太子は世界の飢餓問題もオーガニック農業に切り替えることによって解決できると公に仰った方。

頼もしいったらありゃしない。 嫁ぎたいくらい!

 

 

見た目だけカッコイイだなんて、やっぱイケてないぞ!

 

 

 

 

 

 

 

Stella McCartney

ステラ・マッカートニーってすんごいんです。

そりゃお父さんはポール・マッカートニーですが、彼女個人とそしてモードとしてのステラとその洋服達。

お値段もスゴイけど…笑

 

今やトレンドセッターであり、ラグジュアリーと同時にサステナビリティを両立しているモードを他に知りません。

 

というか、モードとして他にここまで著名なのがない事が超遅れてる!

 

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↑店内ディスプレイより

 

 

ステラの服を好きな人はかなりいると思うのですが

それらがいかに労働者や環境に負荷がないように作られていて

他とは全く違うモノということをわかっているのだろうか?といつも疑問に感じちゃう。

 

ステラ自体がヴィーガンで毛皮、レザーを一切使わないというのは有名な話。

でもそれだけではない。

 

例えばランジェリーにはリサイクル金属を使ったり

アイウェアの50%以上再生可能な素材だし

貧困地域で雇用を生み出すためにバッグを生産したり

シューズやアクセ、ショップの木材は先日書いたFSC認証だったり

もちろんオーガニックコットンも使ってる。

パタゴニアサステナブルウールをモードで初めて導入したり。

でもこのサステナブルウール、羊さん虐待事件発覚のためすぐに契約打ち切り…

ナドナド。あげたらキリない。

 

考えうることを即実践していることが手に取るようにわかる。

 

一度羊革のバッグを見たことがあって何事?!と思ったら

自身で所有する農場の羊さんだったそうで。。。

羊さんの死を無駄にしなかったんだと思ったと同時に、農場持ってるんかい!と思った笑

 

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ステラ・マッカートニーはGUCCIグループ、ケリングという巨大なグループの一員。

その中でステラのサステナブルビジネスがこれだけアピールできているのはかなり明るい未来だなと思う。