イランに行ったらツラかった話 ④

 

ここまで書いといてなんですが

実は警察に通報されるよりも精神的にキツかったのは街の人の反応でした。

 

まず空港に降り立った段階でものすごい目線が私に集まった。

ジロジロ見られるレベルではない。

 

私はこんなナリなので日本でも普段からよく見られてるが

慣れているはずの私が耐えられないくらい。

笑顔とか好意的な目線は全く、感じない。

 

 

ショックだったのはじっと見てきた小学1、2年生くらいの女の子に視線を合わせたら目を逸らされたこと。

見てはいけないモノを見ているように。

隣にいたお母さんと話してたから、きっと

「あんな風に、はしたないことしてはいけません」とでも言われたのかなぁ

 

街を歩けば向かって歩いて来る人に見られる、見られる、見られる。。。

観光地にいても、観光で見るべきものより私を見てる。

 

人通りの多いところでもほぼ全ての人が私を見てる。

もう、、ホント心が折れそうになる

気軽に街を歩けない。

 

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ちょっと慣れてきた頃、観察してみたけれど

(女なのにヒジャーブをしていないから)

はしたない者を見る差別的な目線

あの女ヒジャーブつけてない!的な

 

ヒジャーブ着けてないから男なのかな、、とか

単に珍しそう、

男かもと気付いて笑われる

ゲイだとわかって茶化してくる、、、

など色んな風に見られてることがわかる。

 

悲しいことだけど普段の経験上、大体の反応はわかる。

 

電話しながら微笑んできたから、ニコっと笑顔返したら電話相手に

「イヤ〜見られちゃった〜」とばかりに大声で笑って走り去られたり

 

数人のグループになれば「ねぇねぇあれ見て」と指差され、こそこそ笑われたり。

文字通り「後ろ指さされる」って このこと 笑

 

男数人で私の後ろを付け回すとか、すごく厄介な人達もいた。

 

 

親切に「スカーフつけないといけないですよ」と声をかけてくれる人もいる。

「女性ではありませんよ」と返して、理解してくれる人も

理解せず不躾な視線を残して去る人も。

 

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ただ

”女性に見えても男ならスカーフで髪を覆わなくても良い”

というのはイラン人の共通認識らしいことはわかった。