バリ島とサステナビリティ③ 〜魅惑的な文化
バリ島はバリ・ヒンドゥーと呼ばれる独特の宗教観を持っています。
もともと精霊信仰があった土地にインド渡来でお隣のジャワ島からヒンドゥーが伝わったため、宗教観がミックスされヒンドゥーとはいえ、独自の宗教に発展しました。
(実はこの時に私の好きなBATIKがインドから入ってきました。いぇ〜い)
しかも、その宗教観は日常生活にかなり密接に関わっています。
私たちと同じカレンダーの他にヒンドゥーのサカ暦とバリ島独自のウク暦があり実際に活用されています。
夜がまだ明けきらない早朝に聖水とお花で自宅の祭壇に祈りを捧げ、
村々で行うオダランという祭りは、数日バリ島にいるだけできっと見ることが出来る。
カラフルな民族衣装で男女ともに耳には花を飾り
お家の入り口には必ずチャナンという椰子の葉で作られた四角いお皿にお香と花々を添え、悪霊が家に入って来ないようにするお守りがある。
こんなに花を多用する文化を私は他に知りません。
他にもガムランという銅や竹で作られた打楽器。
その独特なリズムに合わせて踊るバリ舞踊。
ガムランは数人で違う音を出して合奏するのだけど、目をつむって聞いていると音と音がぶつかり合って全く違う世界が現れトランス状態になっちゃう。。
しかも、どちらもバリ人だったらきっと誰でもできる。
村を散歩していてガムランの音のする方に行けば村の集会場で子供達が練習してたり。
ある時、宿で頼んだ車の運転手が可愛い女の子で「バリ舞踊の先生してるの」と言って運転しながら顔だけお踊りの仕草をしてくれた。
クリッとした大きな目をさらに見開いて目玉をギロッギロッと動かすんだけど、うわ〜スゴイ〜!と言いつつ、あまりのド迫力に軽くトラウマになりそうな気さえした。
ジャワや他東南アジアにも似たようなものはあるけれど、こんなに強烈な個性の文化あるでしょうか。
ついでにその時なぜか後ろにはその子の6,7歳くらいの弟ちゃんも乗っていて、照れながら飴くれた。
私もお返しにオーガニックのチョコあげて3人で飴舐めながら楽しい道中だった。
次回は歴史の事。