メリノウール①
今回はちょいグロ、季節外れのウールのこと。
日本はもう夏と言って良い、暑いくらいの天気が続いています。
皆さんも暖かいセーターは仕舞われたのではないでしょうか。
日本って四季がはっきりしていて、夏服から冬服までファッションを楽しめていいですよね。
「メリノウール」という言葉聞いた事ありますか?
高級な暖かいセーターの代名詞で、店頭で見かけない冬はないと思います。
写真の羊さんはメリノさんではありません
この羊さんは皮膚の面積を増やし、シワが多く多量のウールが生産できるように品種改良されています。
そのせいで夏場は暑くて死んでしまうこともあるそうで、生きるのに最適ではないと言っていいでしょう。
そのため肥大化したお尻の皮膚に糞尿がたまりやすく虫の餌食になり死亡してしまうこともあり
ミュールシングと言ってお尻の部分の皮を一切麻酔もせずマルッと剝ぎ取り、しかもその後治療もしません。
痛っいでしょうね。。
↑残酷です。見て欲しいけど、気分悪くなるかも。自己責任でお願いします!
またウール生産ができなくなった老いた羊さんは食肉等の目的で中東へ船で輸出されるのですが、、これがまた、、、
3~6週間もの間座ることもできないギュウギュウ詰めで、水や食料も一切与えられず糞尿まみれ。
途中死んでしまえばサメの餌。
到着しても衰弱し立つこともできず、18%の羊さんは餓死してしまうそうです。
オーストラリア、ニュージーランドで生産されるメリノウール。
2007年にはニュージーはミュールシングをしないと公言しています。
2010年までにオーストラリアはミュールシングを段階的に終了させると発表はしているのですが、、、
その後進展が聞かれません。
どうでしょう。この現実。
人は自分の子に命を粗末にするなと言い聞かせます。
動物の命は人と同じ命ではないのでしょうか。
自宅で家族として一緒に暮らすワンコやニャンコとどう違う命なのでしょうか。
まして人間の都合でコントロールし生まれた命を、さらに人の手でこんな残酷な目に合わせて良いのでしょうか。
人間ってそんなに偉いの?
とこう言う話題を聞くといつも思ってしまう。