アテネで思うこと

アテネは本当に素敵な場所で大好きです。

中心部ならふとした建物の間から丘の上のアクロポリスが見える。

きっと昔の人もこんな風景の中でアクロポリスを見上げながら過ごしていたんだろうなと空想したりして。

 

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これはアテネに限らずに思うことなのですが

旅行で数日訪れて素敵な風景を見て「わぁ、なんて素敵なところなの!」と思うことと素敵ではない日常とのギャップの事。

 

旅先として人気がある場所なら旅人を惹きつける何かが必ずある。

でもそれはほんの一面で素敵と思えないところもたくさんあるということをいつも心に留めておくようにしている。

防犯のためにもね。

 

東京だってそう。

浅草とかスカイツリーとか日本人だって行ったらワクワクするような場所があるけれど

自分の住んでいるエリアに海外の人が来て「わぁ素敵!」とは思ってもらえないと思う笑

 

私は人の居住地エリアも出来る限り見たいし足を運ぶようにしている。

ただ単純に興味があって、見てみたくなる。

だからオーガニックを扱っていなさそうなスーパーにも行く。

ちょっと汚そうな飯屋とか。

 

いつだったかバリ島の観光客が足を運ばなそうな村に行った時に

挨拶も返してくれない笑顔も見せないバリ島民がたくさんいた。

ちょっと違和感を感じた反面、心のどこかは安心してた。

「あぁ、バリ島もやっぱりインドネシアという国の一部なんだな」って。

観光客だけが楽しめるような島じゃなかった、よかった。と思った。

当たり前だけど、そこに住む人達が中心でなければ。

 

アテネも中心部から一歩外れれば、治安の悪いところがあって。

そんな所でも太陽に照らされたテラスでは上半身裸でおじさんが気持ちよさそうにタバコふかしてる。

 

アテネの太陽は素晴らしい。

照らされた光とその影も。

 

風邪でボーとしながら思った、心のポロリ。

 

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