オーガニックフルーツ
日本ではオーガニックの日本産のフルーツが驚くほど少ない!
最近あきらめて減農薬のフルーツは食べるようにしましたが。
だって売ってないんだもん。
驚くなかれ、この夏有機認証のスイカをとうとう見かけませんでした。
これは栽培期間中3回農薬を使ったスイカ。
桃とメロンはありました。とっ〜ても高いけど!笑
桃2個で1800円!メロン1玉1980円!
柑橘類は結構見かける。有機や無農薬のもの。
食料自給率が先進国で1番低い日本は、そもそも果物の値段が高いし
しかも輸入した果物の方が安いのではないかと思う。
ヨーロッパのBIOスーパーやマルシェでふんだんに並ぶbioフルーツを見ていると
なんで?なんで?なんで??日本はないの?と思う。
日本ではないけれどニュージーランドやアメリカからのキウィ、リンゴ
台湾産のパパイヤ、パイナップルが並ぶ台湾のオーガニックスーパーで
「台湾も果物少ないね。ヨーロッパたくさんあるのに」と詳しそうな店員さんに聞いたら
「台湾暑いし、虫多いから」と最もそうな言い訳してた笑
答えは簡単で「作ろうとしないから」だよね。
国がオーガニック農業をサポートするヨーロッパと、やろうとすると周りからあーだこーだと批判を浴びる村八分のニッポン。
台湾はわからないけど。
やろうとしたらきっと出来る。
やろうとするから、手段が生まれてその結果できるようになるんだからね。
あーだこーだ言われながらニッポンで有機、無農薬で頑張って作ってる農家さんを応援するよ。
だから私買いますよ。
高いけど、買って美味しく頂きますよ!
夏のレシピ覚え書き
9月に入って一気に夏が過ぎ去っていく予感。。。
ちょっと前に即興で作ったらあまりにも美味しく出来上がったレシピ。
今のうちに残しておこう!
とはいえ、超カンタンです。
100%オーガニックで基本和えるだけ笑
麺はコチラ!
タイのハーモニーライフさんのモロヘイヤライスパスタ。
3〜4分茹でればすぐに食べられて超〜美味しい優れものです。
バンコクのショップで鬼買いしたもの笑
最近日本でも買えますね。 高いけど。
そしてアテネで買ってきたオリーブペーストとドライトマトのペースト!
モロヘイヤライスパスタ150gくらいを4分茹で、ぬめり感を流水でさらっと取る。
夏場でも冷たい物を食べない私はこの「さらっと流す」感覚で麺に適度に温度が残り、ちょうどいい。
水気を切ったライスパスタに適量ですが
私はティースプーン山盛りでオリーブペースト、ドライトマトペースト、カットしたフレッシュトマト、お塩をちょっと入れまぜまぜ。
皿に盛り付け、たまたまあったパクチーを乗せて出来上がり。
最近日本でもパクチーが手に入るようになって嬉しい!
実はパクチー(コリアンダー)を使う地域ってかなり多いですよね?
使わないのって日本くらいなんじゃ、、と最近思ってる。
東南アジアはもちろん、アメリカ、南米、ヨーロッパ、中華圏は食べてる。
アフリカはどうなんだろ?
バリ島とサステナビリティ⑤ 〜プロダクト
バリ文化がそのまま手付かずで残っていた場合との比較はもはや誰にもできませんが
西洋目線で洗練されていったバリ文化はそれはそれで上手くいったのではないかと個人的に思います。
関わったアーティスト達が優秀だったのだと思う。
ヴォルター・シュピースの絵をウブドで見ましたが、闇夜に浮かぶ棚田が息するのを忘れるくらい美しかった。
さて、時は流れて現代。
今は西洋人目線でサステナブルなプロダクトが作られています。
ナチュラルコスメSensatiaのオーナー、バリ島東部カランガサムにあるチャーリーさんのチョコレート工場。
何やら映画とかぶりますが。。。
40℃以上の熱を加えないローチョコ。
チョコ以外にも以前ブログに書いた絶品ココナッツシロップも。
またこの工場ではIsland Mystikの石鹸も作っています。
パッケージデザインもかなり洗練されているBIG TREE FARM。
ここはオーガニック認証付きで、欧米に受け入れやすい製品作り。
カシューナッツにココナッツネクターとカカオニブをまぶしてあるんだけど、マジで美味しくて手が止まりません、、危険!!
怖くて封が開けられません!笑
ローチョコ
ロンドンのPLANET ORGANICに並ぶ「COCO HYDRO」
イギリス人女性が作ったUTAMA SPICE(ウタマスパイス)。
バリ島ナチュラルコスメの草分け的存在です。
ボディーバターは各種香りがとても良くうっとり、、100%天然由来です。
お気に入りを探すのが楽しい〜!!
ここのココナッツオイルは濃厚!
ほんの一部ですが、今家にあるもの、写真に残っているものあげてみました。
もっとあるんですよ。あげきれません!
最近日本人の渡航者数が減っているバリ島。
唯一だったガルーダインドネシアに対抗すべく先日エアアジアが成田から直行便を出しました!
以前よりお金も時間もより気軽に行けるようになりましたね。
頑張れば週末バリできそう!笑
興味あったら行ってみて欲しいよ。 いいとこなんだから!
バリ島とサステナビリティ④ 〜歴史的背景
バリ島の宗教と生活文化がミックスされた個性的な世界観が今こうして残っているのは
インドネシアが19世紀末にオランダの植民地になっていたという歴史がとても大きく関わっています。
ヨーロッパの”列強”と言われた国々が世界を支配しようと植民地支配をしていく中での出来事の一つなんです。
ちょうどその頃バリ島は大地震、インフルエンザの大流行等で大変混乱していて
その原因を神の怒りと考えたバリ島民は、怒りを鎮めるため宗教的な儀式や踊りなどたくさん行いました。
それを伝統的な文化と捉えたオランダは異文化が徐々に入りつつある文化の保護を復興とともに買って出たわけです。
そりゃ、目の前であんな踊りや音楽を見てしまったら、異文化の私たち特に西洋人はエキゾチックすぎて鼻血ブーでしょうね。
その後、植民地博覧会でオランダの目玉として紹介されたバリ島は世界中の旅行者の憧れとなっていきます。
また西洋文化に強い興味があったウブド王家ラコー・スカワティーが招いた
ドイツ人の画家/音楽家のヴォルター・シュピース
カナダの音楽研究家コリン・マクフィーなどにより
バリ舞踊やガムランなどの音楽、絵画が西洋人目線で「バリ島らしく」洗練されていきました。
これは「バリ・ルネッサンス」と呼ばれています。
それにメキシコ人でニューヨークで大成功したイラストレーター/画家のミゲル・コバルビアスは
エキゾチックさ、オリエンタリズムに掻き立てられ、バリ島旅行後に執筆した本「バリ島」が大ヒット。
バリ島はますますフィーバーしていきます。
バリ島民もこのフィーバーに乗って、この西洋目線で「旅行者にウケる」土産物を沢山作り今見られている文化として定着していったという具合でしょう。
ですから、今私たちがバリ島で「うわぁ〜、バリっぽい!」
と感激するもののほとんどは、もともとあったモノではありますが、この時期に再構築された文化というワケ。
またバリ島含めインドネシアをオランダ軍が去った後
1942年から日本が統治し独立を促した歴史があります。
その後再び 攻め入ったオランダ軍と残留日本兵も共に戦ったんだそうです。
他の国を占領するなんて理由がどうであれ褒められたものではありませんが
日本人は運良く比較的友好に受け入れて頂いてるようです。
次回はこの回ラスト。
バリ島とサステナビリティ③ 〜魅惑的な文化
バリ島はバリ・ヒンドゥーと呼ばれる独特の宗教観を持っています。
もともと精霊信仰があった土地にインド渡来でお隣のジャワ島からヒンドゥーが伝わったため、宗教観がミックスされヒンドゥーとはいえ、独自の宗教に発展しました。
(実はこの時に私の好きなBATIKがインドから入ってきました。いぇ〜い)
しかも、その宗教観は日常生活にかなり密接に関わっています。
私たちと同じカレンダーの他にヒンドゥーのサカ暦とバリ島独自のウク暦があり実際に活用されています。
夜がまだ明けきらない早朝に聖水とお花で自宅の祭壇に祈りを捧げ、
村々で行うオダランという祭りは、数日バリ島にいるだけできっと見ることが出来る。
カラフルな民族衣装で男女ともに耳には花を飾り
お家の入り口には必ずチャナンという椰子の葉で作られた四角いお皿にお香と花々を添え、悪霊が家に入って来ないようにするお守りがある。
こんなに花を多用する文化を私は他に知りません。
他にもガムランという銅や竹で作られた打楽器。
その独特なリズムに合わせて踊るバリ舞踊。
ガムランは数人で違う音を出して合奏するのだけど、目をつむって聞いていると音と音がぶつかり合って全く違う世界が現れトランス状態になっちゃう。。
しかも、どちらもバリ人だったらきっと誰でもできる。
村を散歩していてガムランの音のする方に行けば村の集会場で子供達が練習してたり。
ある時、宿で頼んだ車の運転手が可愛い女の子で「バリ舞踊の先生してるの」と言って運転しながら顔だけお踊りの仕草をしてくれた。
クリッとした大きな目をさらに見開いて目玉をギロッギロッと動かすんだけど、うわ〜スゴイ〜!と言いつつ、あまりのド迫力に軽くトラウマになりそうな気さえした。
ジャワや他東南アジアにも似たようなものはあるけれど、こんなに強烈な個性の文化あるでしょうか。
ついでにその時なぜか後ろにはその子の6,7歳くらいの弟ちゃんも乗っていて、照れながら飴くれた。
私もお返しにオーガニックのチョコあげて3人で飴舐めながら楽しい道中だった。
次回は歴史の事。
バリ島とサステナビリティ②
ちょっと前置きが長くなりましたが、バリ島にはかな〜り沢山のサステナブルなプロダクトがあります。
バリ島原産のココナッツオイルを主体としたソープやスキンケア類
カシューナッツのお菓子やスナック、チョコレート、コーヒー。。。おそらくもっと。
しかもどれもが、オーガニック製品や非常にナチュラルな製法で作られ品質は高いものが多い。
それに、ウブドを中心にオーガニックを売りにしたカフェ、レストランが驚くほどあって
旅行で1週間滞在したくらいでは周りきれないし、次また行った時には新しいお店ができていて、、とても行きつくせる量ではない!
私の”全部行ってみたい”という野望は毎回ことごとく打ち砕かれる笑
そもそもなぜ、こんなにオーガニックやサステナブルな製品が多く育つのか。
それは単純に「愛されている島だから」という言葉に集約されると思うのです。
そういう製品を作ろうとする外国人もそれを買おうとする旅行者もたくさんいるから。
最近はインドネシア国内からの旅行者も多いですが、昔から外国人に熱烈に愛されているバリ島。
美しい海や森、山々が島民が醸し出すなんともエキゾチックさで包まれていて魅惑的。
至る所にお花が飾られ、至る所からチェンパカのお香が香る。。
バリ島にこんなに人が集まるようになったのは文化的な背景と、歴史的な背景があるように思います。
次回はそのことでも。。。 続く
バリ島とサステナビリティ①
私はアジアが大好きです。 とりわけバリ島は!
こんなに外国人から愛され発展し続ける場所は稀代ではないかと思う。
今回はバリ島のユニークな発展のこと。
途上国では特に欧米の先進国によって
現地の特産品やらを利用し現地の雇用を生み出すサポートの方法がよく見られるようになりました。
キチンと労働の対価が現地人にも行き渡る、そういうビジネスがとても多くなってきているなと思います。
先進国の人たちは自分達の儲けばかりを優先し現地人から搾取してしまうことが本当に多かったけれど。
こういうビジネスモデルには持続可能性が求められますし、ナチュラルやオーガニックな高品質でパッケージもイイ感じな製品が生まれてきます。
現地の方へ継続的なサポートをするためにも一過性ではない、続けていくことが必要だからです。
農薬等で環境を破壊することなく、現地で手に入れられる材料で
しかも品質が良ければ売れ続ける、現地の環境も人も守りながら発展して行くという循環。
売れ続ければ長く雇用できますし、現地の材料を使うことでより多く現地に金銭的な潤いが生まれる。
しかもその材料がその辺にニョキニョキ生えてるようなものだったら、コストも低くていい事づくめ!
私は旅しながらオーガニック製品を探す中でこういう温もりあるビジネスがあるんだ、と気付いていきました。
もしあなたが旅先で「現地の材料」で「現地人が作った」という謳い文句の可愛くてシャレたパッケージの製品が並んでいたら手に取りたくなりませんか?
お土産や自分用の記念として、最適じゃぁないかしら。
私なら興味津々で発掘するかのようにベタベタ触ってしまう!笑
次回へ続く。